立山縦走。
日曜日:
外に出てみると一面は銀世界とはいかないものの、結構白く覆われている。話しによると北アルプスの初冠雪だったらしい。当初の予定では紅葉の立山のはずが紅葉の時季はもう終わっていて、秋からすっかり冬へと季節が変わってしまっていた。
軽く朝食をすませてからテン場へ出発。ヒュッテにはすっかりお世話になったな。
しかし足下は積もった雪が氷りついている感じで、バリバリ言わしながら歩いて行く。
この日は向かいに見える立山連邦を縦走する予定。
テン場の水たまりはすっかり凍っていた。
ガラガラのテン場に手早くテントを設営して、必要最低限の荷物をサブザックに詰め込んで出発。
左回りか右回りかどちらにするか少し悩んだが、まずは一ノ越を目指して立山から最後に別山を回るコースに決定。
話しには聞いていたが、こちらからのコースはターミナルからの観光客と一緒になるルートで途中から大混雑に。足下の雪が踏み固められてツルツル滑って危ない危ない。
渋滞の中、一ノ越に到着。
ここからてっぺんを目指して登り始めるが、人が多いのと滑るので結構ビビリながら登る。秋の立山を想定してきたのでアイゼンを持って来なかったのが失敗だった。アイゼンさえあれば渋滞を横目にドンドン登れるのだが、、、。
そして山頂に到着。結構な渋滞だったが山頂は大賑わい。
写真ではこのパノラマが表現出来ないのが残念だ、、、。
雄山から大汝山、富士ノ折立を望む。これから縦走が始まるのだ。
大汝山まではターミナルから来た観光登山客も多かったが、その後はしっかり縦走される方のみとなる。それでも時々連なりながら進んで行くのだが、、、。
やっぱり写真ではこの風景の凄さが伝わらないな、、、。
一度下って別山に上り返す。これからの上りが結構ハードだったけど。
何とか山頂まで、振り返るとよく歩いたものだな。
そして目の前に現れた剣岳をバックに記念撮影。来年はてっぺんに行かせてもらうからよろしくね。しかし恐ろしい程の大迫力なのに、写真で見ると何ともないのがホント残念だ。
後はとにかく下るだけ、ひたすら歩いて無事下山。
朝出る前に石のテーブルの下に氷を乗せておいていた缶ビールが、キンキンに冷えたままで感激。下山してすぐに冷たいビールが飲める幸せ〜。
ヒュッテの風呂に入った後に、ジョッキで生ビールが飲める幸せ〜〜。
夕焼けに染まる立山連峰。あのてっぺんをホントに縦走してきたのかと思うと、何とも言えない気持ちになった、、、、。
| 固定リンク
コメント