異常なほどの温度の日曜日、最初は北摂辺りで美味しい蕎麦を食べようかと考えていたが、よく考えたら先日の雨の影響で通行止めも多そうなので南方面に予定変更。調べたら淡路島にも手打ち蕎麦店があるのがわかったので、カーナビにセットして示されるままに向かう。
しかし高速を降りてからと言うもの、幹線道路から逸れてからどんどん山の中へと進んで行く。その内小さな看板を見つけて、それを目印にカーナビの指示を無視して進むと、車1台がやっと通れる様な小さい道へと案内が続く。
その道の先に現れた駐車場には、バイクや車がビッシリと止められていた。バイクは15台くらいに車は20台弱、神戸、大阪、徳島、遠いところでは山口ナンバーまであった。しかし自分が車を止めた後からも、ゾクゾクと車がやって来るのには驚いた。
周りには何も無い、山の中腹に在る一軒家のお店“淡路翁”。長野県安曇野翁、広島県の達磨で修行された、そば打ちの第一人者 高橋邦弘先生のお弟子さんのお店。もちろん、それを知って皆さん遠方からも集まって来られている。しかし、カーナビがあっても迷われるお方が多いのもうなづけるほどへんぴな場所だ。
約1時間ほど待って店内に入ると、大きなテーブルでゆったり10席に窓際の4人掛けテーブルが2席ほど。11時開店で11時半頃に着いたが、バイクのお客10数人がお店を占領していて混雑していたみたいだった。
お品書きは、ざるそば、おろしそば、鴨せいろとシンプル。ただし金・土曜日はいなかそばもラインナップされる。そばの大盛りは出されていないので、大盛りが必要な方は蕎麦を2枚にすると2枚目は100円引きとなる。自分はざるそば700円と鴨せいろ1,300円、カミさんはおろしそばを2枚。
そばは細めでもしっかりとしたコシと弾力もあって、ツヤツヤのそばはさすがの旨さ。
鴨せいろも絶妙なお味。カミさんはビール、自分はノンアルビールも頼んだので結構な値段のランチになったけど、大満足の蕎麦だった。
自分達が店を出る頃にもまだまだお客さんはやって来られて、さすが全国でも数少ない“翁”の称号を持つ蕎麦屋さんは違うなと思った、、、。
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