ボイマンス美術館所蔵、ブリューゲル「バベルの塔」展に行って来た。18日からの開催だったが、初日はさすがに混むだろうと思い行かなかったが、よく考えたら20日から夏休みが始まるので混む前にと慌てて行った。仕事も暇なのと窓から見える大阪市立科学館には、人があまり来ている様子ではなかったので安心していたら、午後になって大勢の若者のグループが歩いて来たり、バスがやって来ておっちゃんやおばちゃんが大勢降りて来たりしたので、3時頃から行こうと思っていたのを少し早めて、2時半に会場の国立国際美術館に向かった。
当日券のチケット売り場は人も並んでいないし空いている感じだったが、それでも次々とエスカレータからお客さんが降りて来る。入場口から地下に降りて、念のために520円の音声ガイドも借りて行った←コレ大正解。
予め予習をして行ったヒエロニムス・ボスの作品や、16世紀が熱狂したボス・リバイバルの作品も結構楽しませてもらったが、やはり圧巻は「バベルの塔」。
思った以上に作品自体は小さかったが、その小さな中にもの凄い世界が集約されているのがわかったのは、東京藝術大学COI拠点が協力して作った300%に拡大された複製画を見てからだった。とにかく細かすぎてわからなかった部分がはっきりと見えるので、こんな所まで描かれているのかともう一度バベルの塔を見に行って確認してを3回ほど繰り返した。
また、3Dシアターも思った以上に素晴らしかった。コレを見てからまたもう一度バベルの塔を見に行ってと、よりこの作品のスケール感を体感出来て十分に見応えのあるバベルの塔展だった。
また、大友克洋大先生の「INSIDE BABEL」バベルの塔の内部構造の作品も本物と見間違えるほどの精度で素晴らしかった。結局自分の滞在時間は2時間弱、音声ガイドを聞きながらゆっくりと鑑賞する事が出来たのは、まだ思ったよりお客さんが少なかったからだろうな。
鑑賞用の必需品:鑑賞用双眼鏡、コレは調べている時にも書いてあったが、この展覧会の作品はかなり小さなサイズなので絶対必要。どの作品にも柵があって少し離れて観るので細かな描写が見えきれなかった。あと、結構冷房が効いているので2時間も居ると体が冷えきってしまうので、何か羽織るものを持って行った方がいいですよ。
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